●大企業と中小企業の特色 日本の企業の数は450万社以上あるとか。そのうちの99%以上が中小企業です

従業員数による分類

大企業、中小企業、個人経営のお店、働く場所は様々あります。その場所に何人の人たちが働いているかで、そこは大企業だね、とか中小企業だねとか、分類されます。
ちなみに大企業、中小企業の定義についてですが、中小企業庁というところは中小企業を以下のように定義しています。

一方、大企業についての明確な定義はありませんが、探してみると厚生労働省では以下のように定義しています。

「企業規模」 調査労働者の属する企業の全常用労働者数の規模をいい、本概況では、常用労働者 1,000人以上を「大企業」、100~999人を「中企業」、10~99人を「小企業」に区分している。

厚生労働省用語の定期

大企業(従業員の多いところ)の特色

従業員の数の多い企業を調べてみました。なんと30万人以上の従業員を抱える企業があります。トヨタ自動車、日立製作所、NTT、パナソニック、日本郵政、ホンダなど誰もが知っている企業が並んでいます。行政機関も大企業と同様に従業員が多いところもあります。例えば東京都庁では3万人以上の職員が働いているそうです。従業員数には正(規)社員と非正規雇用者を含みます。
正(規)社員とは終身雇用契約のもとで働いている人たち、非正規雇用とはアルバイト、期間従業員、契約社員、嘱託職員などで雇用期間を限定して働いている人達のことです。
昔は、会社で働く従業員は殆どが正社員でした。
非正規雇用者は正社員とは明らかに仕事内容も異なり、サラリーにも差があるのが一般的でした。
今は、非正規雇用者も正社員と仕事の中身が変わらない、
サラリーも成果に応じて正社員と変わらない、そんな人たちも増えてきました。
話が脇道にそれました。
「従業員の多い会社、大企業で働く」事に戻ります。どんな特色があるでしょうか。
・同期入社の人が多い
・工場がある
・拠点が多い
・出張や転勤が多い
・企業の中で社会が形成されている
・職種が多岐にわたり、いろいろな仕事ができる
・派閥ができやすい
・福利厚生が制度化されている
・サラリーが高いところが多い
・社内の競争が激しい
・社長が遠い存在で話す機会がない
・組織の壁が高い
・ヒラメ社員が泳いでる
・社内研修が多い
・ビジネスマナーを身に付けやすい
・スポーツチームを抱えているところが多い

まだまだ、いろいろ特色はあるとは思いますが。

中小企業の特色

日本の企業の数は450万社以上あるとか。そのうちの99%以上が中小企業です。圧倒的多数です。中小企業も日本の経済を支えています。そこにはどんな特色があるでしょうか。
・毎日、社長の顔が見える
・家族一族で経営していることが多い
・固有技術あるいは伝統技術を持っているところが多い
・地域に密着している傾向にある
・株式上場していないため、資金調達は金融機関頼みの傾向にある
・人材採用面で苦労している
・組織の壁が低い
・仕事ができる社員をみんなが知っている
・古株社員がにらみをきかせていることがある
・サラリーに会社の業績が反映しやすい
・有給休暇の取得は調整が必要になる傾向がある
・外勤(主に営業)以外の出張は少ない
・福利厚生面の充実度で差がある
・経営者の人柄が社内の雰囲気に現れやすい
・リストラが少ない(リストラが始まった会社がやばいかも)

あなたの意見を聞かせてくれませんか。

終身雇用は既に崩壊しています

終身雇用はまだまだ多く残っているように感じませんか。しかし、終身雇用で定年まで働ける人は減ってきました。大企業は国内、海外の企業と競争し、しのぎを削りながら成長を目指しています。新しい事業分野を常に開拓していかなければ成長は止まります。成長と変化に応じて事業部門を新設したり、縮小したり、あるいは撤退したり、売却するなんてことも頻繁に行われます。その都度、人事異動とかリストラも発生します。早期退職という制度を多くの企業では採用しています。まさしく事業変化に対応するための人員整理制度の一つです。工場も正(規)社員ではなく非正規雇用者が増えています。生産調整の都度、非正規雇用者が調整の対象になっています

公務員も以前から嘱託職員、臨時職員などと呼ばれる雇用者が働いていました。
いまはそうした人たちは会計年度任用職員と呼ぶようになりました。
会計年度任用職員は、地方公務員法の改正に伴って新設された非常勤職員の制度です。
2020年から導入され、従来の非常勤職員・臨時職員・パート職員は会計年度任用職員となりました。任期が定められており、一般的には4月1日~翌年3月31日の1年間です。期間従業員ですね。
職種によって1年より短いケースもあり、勤務成績や希望に応じて更新もあります。
勤務形態はフルタイムおよびパートタイムがあります。
常勤職員と同様の規程もありますが、非常勤職員特有の条件での勤務もあります。


期間従業員、契約社員、パート、会計年度任用職員など終身雇用ではない状態で働く人も増えてます。正(規)社員であっても早期退職制度などの導入によって、定年前に会社を辞めていく人も増えています。早期退職制度に応募するかどうかは自由意志ではありますが、組織の中で早期退職制度へ誘導されることもあります。終身雇用は既に崩壊しています。

あなたはどっち?

大企業で働く事とは、会社組織に生活をゆだねる、一言でいうとそんな感じでしょう。病院を抱えている企業もありますね。
中小企業で働く事は、家族的雰囲気の中で過ごすことができるかもしれません。成果次第で短期間に期待の星になる可能性があるでしょう。
あなたがどちらに向いているのかは分かりません。

しかし終身雇用の崩壊の波はいつ襲ってくるかは分かりません。
その時に備えましょう。
今、「自分のために、家族のため」精一杯仕事をして、
スキル、技術を身に付けるておきましょう。
そして、終身雇用が崩壊するときは、その会社を選別しましょう。
以上です。

これはあくまでも私の意見であり、反対意見もあることでしょう。
是非、あなたの意見をお聞かせください。

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