5月中旬、企業の1年間の業績が公開される時期です。上場企業ならばその内容はだれでも見ることができます。就職でも転職でも企業を選択する際には業績を見る必要があります。決算発表は会社の1年間の成果です。過去にさかのぼって確認することもできます。売上、経常利益、営業利益、当期純利益など容易に確認できます。関心を持ってみてみましょう。
ついつい雇用条件や福利厚生に関心が向きがちだと思います。それはもちろん大切です。その原資となる会社の業績、いわゆる経営基盤となる業績はどうなのか?とても大切です。業績が良ければ雇用も安定して、サラリーも悪くはないでしょう。それと業界の動向も見ていきましょう。将来の10年先の社会を想像して、企業が属する業界の動向にも注目しましょう。こうしたことは就活生の皆さんは十分に承知して、今更聞きたくない事かも知れませんね。
しかし、日本の経済、社会を支えているのは業績好調な企業だけではありません。業績好調な企業に就職希望者が集まりやすいでしょうね。でも、その分、入社の競争も激しい。
日本経済を支えている企業は大企業ばかりではありません。中堅、中小企業もそれぞれの分野で存在して経済を支えています。
2024年5月、報道によれ営業利益、経常利益が過去最高を更新した企業を紹介していました。自動車メーカーが列挙されました。円安効果も大きですね。なんせ1ドル160円に迫る中、利益を押上げました。一方でリストラを発表する企業もあります。明暗がはっきりと分かれる時代です。
就活生の皆さんの中にはすでに内定をもらっている人もいると思います。まだまだ頑張っている人も多いと思います。焦り、不安、自分は内定がもらえるだろうか、やりたい仕事が思いつかない、自分の強みは何だろうか?こうした思いはだれでもが、抱くものです。
でも皆さん、大丈夫ですよ。焦り、不安はあなただけではありません。今絶好調な業種また企業が10年先も絶好調とは限りません。5年でゲームチェンジがあるかもしれません。どんな産業も企業も常に世界の変化にさらされています。
誰もが変化にさらされるのです。日本は今、労働力不足の時代です。企業では若い人材を必要としています。企業は労働力不足のために外国人労働者にあるいは高齢者に頼らざるを得ないのです。外国労働者も円安などが理由で、働く場所として日本を選ばなくなることだってあります。東京の最低賃金がやっと1113円(時給)、ドル換算で7ドル少々、(@ドル、155円)です。アメリカでは職種に依存しますか、時給15ドル~25ドルでしょう。出稼ぎ労働者の外国人には魅力が薄れています。
将来の日本を支える若者たちの活躍の場は必ずあります。
焦りや不安はだれにもあります。
企業は若い皆さんを求めています。
仕事に適性があるかどうかなんて、2,3回の面接で会社は判断できません。
自分に向いた仕事は何か、答えを持っている人もそれが正解とは限りません。
変化に対応できる柔軟性を皆さんは持っています。
頑張ってください。
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