●中堅企業の社長の話 「終身雇用は既に崩壊している。採用は新卒にこだわらないが、一定の規律は必要と感じている」

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今、人材不足です

中規模製造業の社長と面談しました。現場で働く人材についての話です。
工場現場で働く人材はどこも人手不足の状態です。工業高校を卒業して就職を希望する学生を採用するのは特に厳しいようです。理由の一つは大企業が大量に採用することにあります。

人材確保のためにどこへでも出かける

そうした状況の中で中堅、中小企業は大手企業から離れた県外からの採用を目指しています。
日本はどこも少子高齢化が進んでいます。日本全体の平均年齢はなんと48歳を超えています。50歳に手が届きそうです。そうした中で沖縄県が注目を集めています。なぜならば若い人が多いことです。とはいえ県の平均年齢は43歳を超えています。
沖縄県が1972年に本土復帰して以来、50年間人口減少がありませんでした。しかし51年目、減少に転じました。しかし本土と比べれば若い人が多い県です。
社長の話によれば、沖縄県の人材を積極的に採用したいということでした。

社長のコメント

話の中で興味深い言葉が飛び出しました。
コメントは以下でした。
・終身雇用は既に崩壊している
・新卒にこだわらないが、一定の規律は必要と感じている
・5年、10年間勤めてもらえればありがたい
・学生も終身雇用を考えていない、
・転職に抵抗が無くなっている

まだまだ転職には抵抗があると感じる人は多いと思っていました。しかし、中堅企業の社長は既に定年退職まで勤めてくれる人材はいないと覚悟をしているようです。一方で新卒の採用にこだわらない、第2新卒や中途採用も受け入れると言っていました。

終身雇用は既に崩壊

就活を始める学生の皆さん、学校を卒業して、大手企業に一括採用で入社して、そこから社会人のスタート、そして終身雇用、そのように考えている人はまだ多いと思います。しかし、毎年どこかの企業のリストラが話題がニュースになります。会社の業績の悪化にかかわらず、事業変化、M&Aで会社が変化する、そうした時にリストラは行われます。
就活を始める時に、10年後の自分と会社を想像して、企業選びをすることをお勧めします。世の中の変化が企業も変わります。その企業で働く社員も変化するのは自然な出来事だと思います。転職も普通のことになりました。

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