就活は大手企業、経団連の加盟企業が決めるスケジュールで行うのが一般的でした。
2021年からは政府が主導しくことになりましたが、今までのスケジュールを
踏襲した形で行われています。
そして中小企業もそれに習って採用活動を行ってます。
来年2025年春に就職する予定の大学生は2024年夏からインターンシップを
通して企業と接触します。すでに2か月が経過して、
さまざまな企業と接触していることと思います。
友人との情報交換もしていることと思います。
慌てることなくアンテナを高くして情報を集めることが大切です。
企業説明会に参加、エントリーシートの作成と提出、頑張っていることでしょう。
まもなくエントリーシートの受付終了の企業もあります。
就職を目指す企業の情報収集して、遅れないようにしましょうね。
そしてこの4月に入社した先輩に就活の体験、
入社した会社のことなど話を聞くこともとても有益です。
2024年4月入社の現状は?
4月1日に入社式を終えてまもなく1か月が過ぎます。
この会社を選んでよかった、頑張ろうと大半の人がそう思っていることでしょう。
中にはすでにこんな筈ではなかったと、後悔をしつつある人もいるかもしれませんね。
大手企業に4月に採用した新卒者の数を聞きました。
A社40名、B社60名、C社55名、などいずれも上場企業です。
採用には苦労はしているもののエントリー数は多いそうです。
学生一人が就活の中でエントリーする企業数は一社だけではありません。
エントリー数が多いことは、企業側からするとそれだけでは喜べません。
エントリーした学生がどれだけ第一希望でいてくれるのか、本当に
入社の意思があるのか、まったくわかりません。
採用する企業も必死です。一人の採用を複数の企業が競合します。
入社して3年後の現状
採用が決まり晴れて入社した新人の皆さん、例えばA社40名の企業に
よれば、3年以内に会社を辞めていく人が増えていると語っていました。
その企業では何パーセントの退職者がいるかは、不明です。
統計によれば30%以上が3年以内に退職するというデータもネットで見られます。
おそらくは統計に近い離職率だと思います。
厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/11805001/001156480.pdf
40名を採用したA社、誰もが知っている企業です。もし、私の身内が入社したなら
大喜びして、「おめでとう」「いい会社だね」なんて言いそうな企業です。
でもそんな企業ですら、3年以内に退職する人たちがいるわけです。
その企業でお会いした人は、退職していく人たちが、何かに思い悩んで、苦しんで
退職をしていく姿ではない、とも語っていました。
キャリアアップのために、ステップアップのために退職をするようです。
C社55名採用した企業でも同様のお話を聞きました。
その会社でお聞きしたことは、多くの学生が人生のキャリアを描いて
入社してくる。そして、キャリアのスタートに会社を
選び、キャリアアップを求めて次のキャリアを常に考えているようだ、
と言っていました。
キャリアは自分のもの、組織のものではありません
現在、就職活動中の皆さん、
企業から採用内定を目指して、頑張っていることと思います。
希望通りになかなか進みませんね。友人の話を聞いて、焦ることも
あるかもしれません。
でも安心してください。A社、B社、C社もいずれも有名企業です。
しかし、3年以内に相当数に人たちが退職して次のキャリアを目指しています。
ということは、人生のチャンスが増えたことでもあります。
新卒採用だけが人生の選択、人生の岐路ではありません。
そう考えれば、就活の肩の荷も少し軽くなりませんか。
後悔しない選択をすること、なんて簡単なことではありません。
時代は変化していきます。今、正しいと思ってもあっという間に
陳腐化して時代の流れに取り残される、そんな時代なのかもしれません。
時代を追いかける必要はありません。後悔をする必要もありません。
今の自分を信じて、進みましょう。
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