最近、「高市トレード」という言葉をよく耳にします。
国は、造船、半導体、AI、航空宇宙などの分野を挙げ、国力増強のために産業支援を強めるとしています。
それに合わせるように、株式市場は上昇基調。
「年末には日経平均6万円」という強気の声も聞こえてきます。
しかし、私は慌てないことにしています。
老後資金は、減らさないことが第一。
その上で、少しずつ増やし、配当を年金の足しにできればありがたい。
その程度の、ささやかな願いです。
国策テーマは魅力的だが、熱狂には距離を置く
半導体、AI、防衛、航空宇宙――
いずれも国が後押しする成長分野です。
確かに魅力はあります。
国が支援する産業は、資金も人も集まりやすい。
しかし、テーマが盛り上がると株価も先に上がります。
上がっているから安心、とは限らない。
高齢者の投資は「参加する」ことよりも
「生き残る」ことが大切だと感じています。
私の投資の考え方
私が意識しているのは、次の3点です。
- 生活費は使わない
- 分かる企業に投資する
- 配当を重視する
値上がり益も魅力ですが、
老後では「安定した配当」の安心感が大きい。
NISAを活用すれば、配当も非課税。
これは高齢者にとってありがたい制度です。
では、どんな企業を考えるか
① 通信分野 ― 安定収益型
例えば KDDI。
通信は生活インフラ。
景気に左右されにくく、安定した収益基盤があります。
高配当で知られ、長期保有との相性も良い。
派手さはありませんが、「守り」の銘柄として検討に値すると思っています。

② 自動車 ― 世界市場を見る
自動車はどうでしょうか。
国内は人口減少。
若者の車離れも言われています。
しかし世界は違います。
アジア、アフリカは人口増加中。
例えば トヨタ自動車。
EV化への対応、ハイブリッド戦略、世界展開。
規模と技術力は群を抜いています。
一方で、為替や景気の影響も受けやすい。
安定と変動の両面を見る必要があります。

③ 半導体関連 ― 国策テーマの中核
国策の中心といえば半導体。
代表格のひとつが 東京エレクトロン。
AI拡大とともに需要は高まっています。
ただし株価の変動も大きい。
高齢者投資では、
「少額で参加する」くらいがちょうど良いのかもしれません。

結局、何を選ぶのか
皆さんが考えることは、ほぼ同じでしょう。
NISAをうまく使い、
老後資金を守りながら少し増やしたい。
だからこそ、
- 国策テーマ
- 安定インフラ
- 世界市場を持つ企業
このバランスをどう取るかが大切だと思っています。
私はこう考えている
・守りの通信
・世界展開の自動車
・成長テーマの半導体
この三つを、
無理のない範囲で組み合わせる。
そして、上がっても驕らず、
下がっても慌てない。
高市トレードに乗るのではなく、
時代の流れを横目に見ながら、静かに整える。
それが、人生後半の投資ではないかと考えています。
※本記事は筆者個人の考えであり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任でお願いいたします。


コメント