●年度末の自己評価、レビューシートの書き方と心構え【2023年の振り返り】

3月末は年度末、会社も個人も評価される時期

行政機関や多くの企業にとって、3月末は年度末です。
企業ではこの時期に1年間の業績が確定し、
損益の計算を経て決算が発表されます。
一年間、目標に向かって努力してきた皆さんにとっても、
その成果が評価される大切な時期です。

2023年はどんな年でしたか?

まずは「一年間お疲れさまでした」と声をかけたいです。
2023年は、5月に新型コロナウイルスの感染症分類が
「5類」に移行し、少しずつ日常が戻ってきました。
飲食店や交通機関の制限も緩み、
街に活気が戻ってきたのを感じた方も多いでしょう。

一方で、物価上昇や円安の影響が日常生活に影を落としました。
ガソリンは200円/Lに迫る勢いで上がり、
家計を直撃。株価は上昇しても、円安による海外投資家の参入で、
日本経済は外からの圧力を強く受けるようになりました。
2011年に1ドル=75円台を記録した日本円も、
今や150円に届くほど。経済の激変を感じながら、
現場での仕事も大きく影響を受けたことでしょう。

開発部門では国際競争と納期との闘い、
営業部門では売上目標と顧客ニーズの多様化に
対応しながらの厳しい日々。
それでも粘り強く仕事に取り組んだ皆さんに敬意を表します。

自己評価の提出時期が近づいています

まもなく、上司から「自己評価を提出してください」
と依頼が来る頃でしょう。
春先に立てた目標と照らし合わせ、
自分の一年間を振り返るレビューシートの作成時期です。
成果、取り組み、苦労したこと、
工夫した点などを具体的に書いていく作業は、
自分の成長を実感できる良い機会でもあります。

レビューシートはあなた自身の鏡

自己評価を書くことは、単なる義務ではありません。
自分の働きを見直し、上司や周囲に「これだけ頑張った」
と伝えるチャンスです。
言葉だけでなく、数字や具体例も加えると説得力が増します。

レビューシートは上司がじっくり読み、
コメントを加えることで、評価が固まっていきます。
ですが、単に書かれていることを信じるだけでなく、
日常の働きぶりやチーム内での振る舞い、
社内での存在感なども加味して判断されるのが現実です。

人を評価するのはとても難しいことです。
会社は様々な指標を準備して数値化して評価をしようとします。
企業に対する業績、収益、貢献度などは数値化し易いことです。
しかし人物評価となると途端に難しくなります。
皆さんも人間関係の中で経験していることと思います。

社員評価の難しさと向き合う

会社は業績や数字をもとにした評価基準を用意しますが、
人物評価は一筋縄ではいきません。
公平に評価されることが理想ではありますが、
残念ながら「忖度」や「ヒラメ社員」の存在も無視できない現実です。

だからこそ、自分の努力を誇りに思い、環境に流されずに
「自分を磨く」ことが何より大切なのです。
「いつか会社を評価する側に回る」という気概で、
今この瞬間を真剣に過ごしていきましょう。
10年後、きっとその努力が報われると信じて。

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