春。多くの若者が、学生から社会人へと巣立つ季節です。
どんな動物も、あるとき巣立ちの時を迎えます。人間も同じです。
さて、学生と社会人の一番の違いって、なんでしょうか?
それは「卒業がない」ということかもしれません。
社会人には終わりがありません。
これからは、自分の力で生きていく日々が続きます。
特別なイベントが待っているわけではありませんが、日々の積み重ねが人生を作っていきます。
そんな社会人としての第一歩において、もし「たった一つ、大切なこと」を挙げるとしたら──
それは「約束を守ること」です。
約束を守る──特に「時間を守る」こと
学生時代も、授業や試験に合わせて時間を守っていたと思います。
時には寝坊して友達にノートを借りたり、ということもあったでしょう。
でも、社会人になると話は別です。
「遅れてゴメン」は通用しません。
会社の会議、取引先との打ち合わせ、上司との約束──
どれも「時間を守ること」が信頼の第一歩になります。
たとえば月曜の朝に雨が降れば、通勤電車が遅れる可能性があります。
それを予測して、少し早く家を出れば遅刻を回避できるかもしれません。
つまり、社会人としての「約束を守る」は、準備と想像力も含まれるのです。
僕の反省と実感
えらそうに語ってしまいましたが、これは自分自身への言葉でもあります。
大企業から外資系IT企業まで働いたサラリーマン時代、
経済的には恵まれ、ある程度の資産も築きました。
でも、もっとできたこともあったし、「こうすれば良かった」と思うことも多いです。
そんな中で、唯一自信を持って言えるのは、**「時間だけはきっちり守ってきた」**ということ。
その習慣が、信頼に繋がり、結果として自分を支えてくれたのだと思います。
社会人としての心構え──今日からできること
社会人として大事なことは、ありふれたことかもしれません。
でも、「無意識にできる」ものではありません。
だからこそ、日々意識しておくことが大切です。
- 時間を守る
- 素直な気持ちを持つ
- ポジティブに考える
- 人の話をじっくり聞く
- 学ぶ気持ちを忘れない
- 自分の意見を持つ
- 自分自身を振り返る
こうした姿勢は、どんな仕事にも、どんな人間関係にも活きてきます。
そして、それらが「信頼」をつくり、人生を豊かにしてくれるはずです。
最後にひとこと
社会人のスタートは、まさに「人生の岐路」。
でも、難しく考える必要はありません。
「約束を守る」──その基本を大切にするだけで、きっと道はひらけていきます。
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